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(2)行政コースの選択指針
行政コースは、将来、『公務員』を志望する学生のためのコースである。しかし公務員といっても、その種類は多く、法学部に関係する主なものを列挙すると次のとおりである。
国家公務員?T種(行政、法律、経済、他)
国家公務員?U種(行政、他)
外務公務員?T種
外務省専門職員
裁判所事務官?T種
国税専門官
労働基準監督官
防衛庁職員?T種
国立国会図書館職員?T種
地方公務員上級(都道府県、政令指定都市、東京特別区、市役所、他)
このように公務員の種類は多く、またその採用試験内容も異なるので、自分が志望する公務員の仕事内容、給与、勤務地、勤務条件等の諸条件を詳細に調査し、種類・職種を決定し、その採用試験に備えて、第1学年より計画的に勉強しなければならない。すなわち、公務員志望者は、まず自分が志望する公務員を決め、その採用試験の内容(教養試験、専門試験択一式・記述式、試験科目等)を熟知し、1年次より試験問題に取り組み、合格水準を知る必要があろう。また、2.3年次の夏には、国家公務員試験?U種試験を受験して、一年でも早く本番の国家試験の経験を積んでおくとよい。さらに、試験[合格]と[採用]の違いも明確に理解しておかなければならない。
特に国家公務員?T種試験を目指す学生は、この試験が絶えざる努力を積み重ねなければ決して合格することができない高度な試験であることを自覚して、1年次から計画的・継続的に学習し、受験に取り組まねばならない。
公務員は、国民全体の公益を目的とする奉仕者であるから、各種公務員は公開平等の原則にもとづく能力の実証主義によって採用されることになっている。行政コースの学生は、国家公務員?T種試験を目指し、真剣に勉強して合格してもらいたい。
管理行政学科では、国家公務員?T種採用試験に必要な科目は、当然、すべて開設されている。また、政経研究所・行政科研究室において、国家公務員?T種試験の受験指導を年間を通して行っているので、おおいに利用されたい。
下記に行政コースの学生のための専門科目履修モデルを掲げておくので、専門科目履修時に参考として下さい。

 

 

 

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